注目の記事 PICK UP!

さきちゃんのひつじ

ショートストーリー さきちゃんのひつじ

僕はひつじ。

さきちゃんは僕の命の恩人なんだ。

僕はあともう少しで、燃え盛る火の中に投げ込まれる運命だった。
でも、さきちゃんが涙を流して、僕を助けてとお願いしてくれたんだ。
お願いは聞き入れられて、僕は黒こげにならずに済んだ。

僕はさきちゃんが大好きなんだ。
さきちゃんはとても優しくて可愛い。

さきちゃんのママは、さきちゃんが泣き虫だって心配してるけど、
僕は、さきちゃんがすぐに泣いてしまうのは優しすぎるからだ、って知ってるよ。

僕は今、さきちゃんの部屋のタンスの上で、
大好きなさきちゃんが、毎日泣いたり笑ったり遊んだり勉強したりしてるのを見てるんだ。

僕はひつじ。
さきちゃんとお友達が、幼稚園の作品展で、一生懸命作ってくれた、
紙と毛糸でできたひつじ。

これからもずっと、さきちゃんと一緒だよ。


このショートストーリーは、大阪の時計店【ウオッチコレ】メールマガジン『ブリリアントタイム』に掲載されています。

関連記事

  1. 思うままにしてよし

  2. やり直し

  3. ショートストーリー 大切なものがなくなるとき

    大切な物がなくなるとき

  4. ショートストーリー ライバル

    ライバル

  5. さよならの魔法

    さよならの魔法

  6. 新しいスタート

  7. ショートストーリー 想像する女

    想像する女

  8. 優しい目

  9. ショートストーリー コレクター

    コレクター

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP