神様

私は全知全能の神。

時間と空間を思いのままにあやつり、

そこで暮らす人間たちの運命を決めるのは私だ。

「助けてください!」

と世界の中心で叫ぶ男を助けてやることもできれば、

電車でお嬢様に恋をした冴えないオタク男の夢を

叶えてやることだって簡単だ。

だが、新たな世界を創設する時には

神にしか解らぬ苦労もあるもので……

トゥルルルルートゥルルルルルートゥルルルルー……

ガチャ。

(只今留守にしております。ご用件のある方は……)

「先生、居留守は止めてください!

原稿の進み具合はいかがでしょうか?締め切りが迫って……」

いつも時間に追い詰められている神なのであった。

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コメント

  1. SECRET: 0
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    作品に対して、作者は神の存在に他ならない。だが本当に全知全能だろうか? 所詮作品はその作者の知識や能力を超えられない。背伸びをすることはできても、その分たやすく足元をすくわれる。
    作品の出来栄えは、作者の人間力に比例する。

  2. SECRET: 0
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    初めまして。
    ぺんねこといいます。
    楽しく拝見させていただきました。
    また、見させていただきます。
    よろしくお願いしますm(_ _ )m。

  3. SECRET: 0
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    >カツオさん
    「作品の出来栄えは、作者の人間力に比例する」その通りですね。良い作品を書くためにも、人間力を磨かなくては。

  4. SECRET: 0
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    >ぺんねこさん
    ありがとうございます!またいらしてくださいね。^^

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