読み切りショートストーリーとエッセイを楽しむWebマガジン


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  1. ショートストーリー

末っ子の能力

「こんな能力、役に立たないよ!」子供の頃、何度、そう言って拗ねただろう。僕は、地球を担当する神の家に生まれた末っ子。兄たちは、空気と水と…

  1. ショートストーリー

時間が足りない!

ああ、どうしよう? 時間が足りない。俺は難解な問題に取り組みながら、左腕の時計を確認した。あと3分…… いや、せめて2分……。平静を装っ…

  1. ショートストーリー

スイートな思い出

「私が20代の頃は……」無意識のうちにそんなフレーズが出るのは、歳をとった証拠だと分かっている。それなのに、ふと気づくとまた、そんなことを考えていた…

  1. ショートストーリー

ラベンダーの香りのする湯船に浸かって、浮腫んだ足をマッサージしていると、細く開けたバスルームの窓から、踏み切りを通過する電車の音が聞こえてきた。沙代…

  1. ショートストーリー

女優

白い便箋の文字を見詰めてたまま、希代子は身じろぎも出来ずに立ち尽くしていた。長い年月を飛び越えて、忘れていたはずの日々が蘇ってくる。心の奥に仕舞いこ…

  1. ショートストーリー

昔は良かった

「昔は良かったな……」ふと出た自分の言葉に驚く。おやじのそんな口癖を嫌っていたのは20代の頃だったか。それにしても、大変な時代になったも…

  1. ショートストーリー

「はやくおいで……」彼が呼びかけたような気がしたのは、発車のベルの中で聞いた空耳。照りつける日差しと、まとわり着くような湿気が苦手で、私は夏が嫌…

  1. ショートストーリー

チョコレートケーキ2018

※このストーリーは、『チョコレートケーキ』と合わせてお読みいただくとよりお楽しみいただけます。8年前、3か月後に結婚式を控えた若い女性がマンションの部屋…

  1. ショートストーリー

母と娘

「お母さん、元気だった?」振り返った母が驚いた顔をする。「あれ、まぁ、来るんならそう言ってくれれば美味しいものでも用意したのに」「そ…

  1. ショートストーリー

スイートな思い出

「私が20代の頃は……」無意識のうちにそんなフレーズが出るのは、歳をとった証拠だと分かっている。それなのに、ふと気づくとまた、そんなことを考えていた…

  1. ショートストーリー

馬鹿で可愛い

女は馬鹿なほうが可愛い。男同士で飲んでいる席で、そんな台詞が出ることは少なくない。なぜなら、男にとって、馬鹿な女は利口な女よりもずっと都合がいいものだか…

  1. ショートストーリー

神様が居る!

こんなことを言ったって、君は信じないかもしれないが、この世の中には、君が思うよりずっとたくさんの“神様”が居るんだよ。あ、今、笑ったね。いい…

  1. ショートストーリー

永遠の3秒

「ご契約、ありがとうございました。それではこれで失礼いたし……」ピピ!ピピ!ピピ!男の声に目覚ましの音が重なった。目を開けるとすぐに辺り…

  1. ショートストーリー

真似をする女

彼女が現れたことは、入り口に背を向けている私にも解った。彼女が入ってくるといつも、部屋の雰囲気がパッと華やかになるから。この絵画教室は、生徒の都合が…

  1. ショートストーリー

ズレる

春色の口紅を塗り終えて鏡に向かってニッコリと微笑む。うん、OK。綺麗にカールした睫も、ほんのり入れたチークも決まっているし、瞼に乗せた微妙なパール感など…

  1. ショートストーリー

座右の銘

「たった1つの決断が人生を変える」というのは自己啓発書でよく見かける文句の1つだ。だが、私の人生は正に、あの時の思い切った決断で変わった。あ…

  1. ショートストーリー

特別な日

その店は、住宅街の奥の路地裏にひっそりと建っていた。入口の洒落たドアには、金色の文字で店の名前が書かれている。昨日、飲み屋で意気投合した男が教え…

  1. ショートストーリー

想像する女

黙ったまま窓の外を見ていた彼が、冷めたコーヒーを飲み干して、意を決したように口を開いた。「ごめん、俺たちもう別れよう」想像通りだ。彼…

  1. エッセイ

32.好奇心を満たして

最近、なぜだか“パンダ”がお気に入りの娘、大好きなお絵かきに、パンダの落書きが登場する回数も増えました。今日も笑えるパンダを描きながら、ふと思い…

  1. ショートストーリー

窃盗犯

「それで、全部ごっそり持っていかれちゃったの!?」奈津美は目を丸くして叫んだ。「そう、ごっそり、全部」私はお茶をすすりながら、ゆっくりと…

  1. ショートストーリー

優しい嘘

ザーッ……つけっぱなしになっていたテレビはいつの間にか放映を終えていた。またリビングで眠ってしまったようだ。今日も、夫は帰って来ない。いえ、正確…

  1. エッセイ

1.しなさい!

1歳を過ぎる頃まで、私は娘を叱った記憶があまりありません。友人の間でも、やさしくて、怒らないママで有名でした。なぜなら、私はその頃、赤ちゃんには…

  1. ショートストーリー

思うままにしてよし

初老の男が、夜更けの路地裏で何かを探している。ビルとビルの隙間からのぞいた青いビニールシートを見つけると、嬉しそうに近づいていった。それを路地の…