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  1. ショートストーリー

イチバン

私のカレはかなりルックスがイイ。

仕事もできて、お金持ちで、女の子に優しい。

だから、当然、とてもモテる。

そして、彼のことを自分のカレだと思っている女の子は、私だけではない。

しかも、どの女の子もそれをちゃんと知っていながら、

それでもやっぱり、自分がイチバンのカノジョだと信じている。

明日はカレのバースデイ。

当日のデートは他の女の子に譲って私は前日のデートを選ぶ。

なぜなら……

ピピー!

カレの携帯のバースデイ設定が当日になったことを知らせた。

同時に、私からのバースデイメールが届く。

<タカシ、ハッピーバースデイ!ふろむマキ>

すぐにカレからの返信。

<嬉しいよ。今年もマキからのメールがイチバンだ>

ふふ。

昨日、携帯の時計を40秒だけ進めたことにカレは気づいていない。

本当の0時と同時に他の女の子たちからのおめでとうメールも続々と届く。

でも、イチバンはワタシ。

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