娘の新体操教室でご一緒している友人のお宅に遊びに行きました。

化粧室をお借りして、ふと、横の壁を見ると、
そこには、手作りの「あいうえお表」が貼ってありました。

友人の一番下のお子さん、ちさちゃんは、来年が入園で、
ちょうど、文字や言葉に興味を持ちはじめた頃なのでしょう。

その「あいうえお表」をよく見てみると、「さ」と「ち」と「み」のところに、
それぞれ可愛らしい女の子の顔が描いてあり、
それは、姉妹3人の似顔絵のようでした。

後で友人に聞いてみると、
その「あいうえお表」を作ったのは3度目で、
姉妹一人一人それぞれに、好きな言葉を連想させ、
子供と一緒に、50音の絵を描いていったのだそう。

なんて素敵なママなのでしょう!

小さなちさちゃんが、ママの膝にすっぽり入って、
「『さ』のつく言葉はなあに?」
「さきちゃーん!(一番上のお姉ちゃんの名前です)」
「『み』のつく言葉はなあに?」
「みわちゃん!(2番目のお姉ちゃんの名前です)」
なんていうやり取りをしているところを思い浮かべると、
思わず微笑んでしまいます。

日本語の50音で、最初に「あ」が、次に「い」が出てくるのは、
まず、「あい」を知るため、なのだとか。

ママの「あいうえお表」で言葉を覚えた子供たちは、
きっと、大きな愛を知って、素敵な女性に成長するに違いありません。

あいうえお表の時代が懐かしくなって、
家に戻ってから、私も娘と、言葉の連想ゲームをやってみました。

あ、い、う、え、お…と進んでいって、「こ」のつく言葉の連想になったとき、
娘は、やっぱり、「*こうき!」と嬉しそうに言いました。

娘の愛は、今だ一途にこうきくんに向っているようです。(笑)

 *こうきくんは、娘が幼稚園時代からずっと好きな男の子の名前です。
  こうきくんに関するお話は、「パパの憂鬱」「ファーストキス」
  「小さな恋のメロディ」などをご覧ください。