鳩の撃退法

大好きな藤原竜也くん主演の映画『鳩の撃退法』を、封切すぐの日曜日に観てきました。

◆映画『鳩の撃退法』あらすじ

富山でデリヘルドライバーとして働く津田伸一は、偽札を偶然手に入れたことから、 裏社会のドンである倉田に追われることになる。 そこに、津田が深夜のコーヒーショップで出会った幸地秀吉一家の神隠し事件や、 デリヘル嬢が貢く郵便局員、春山の失踪も絡んで……  という小説を書き始めた元直木賞作家の津田伸一は、 高円寺のバーで、その原稿を担当編集者の鳥飼なほみに見せます。 以前にも実話を小説に書いて問題を起こしたことのある津田を訝しんだ鳥飼は、 富山に出向いて、津田の書く小説がフィクションであることを確かめようとしますが、 逆に、小説の登場人物たちが実在していることを確認してしまいます。 小説家津田伸一が次々と明らかにする驚愕の真実は、フィクションなのか現実なのか? 偽札はなぜ津田のもとに舞い込んだのか? そして、小説家津田が描きたかった物語の結末は? 小説か?現実か? どう解釈するで物語が一転する謎解きエンター〈転〉メント。

ふんふん、なるほど。やっぱり藤原竜也くんは素敵ねと、あまり深く考えず最後まで観終えました。

ところが、世間の評価が気になってネットを検索してみてびっくり!

OFFICIAL裏サイトの「本通り裏」には、“この物語の結末は、誰とでも話してほしい。ネタバレすべて、OKだ。”と書いてあり、
「あなたが考える結末を教えてください」と、オフィシャルTwitterへのリンクまで張ってあります。

え?いったいどういうこと?

藤原竜也くんの綺麗な顔と演技に見惚れて、ストーリーの考察などしていなかった私の頭には、
大量の?が浮かんで、慌てて「みんなの考察」を見てみると……

ええぇ? そんなふうに考えてるの?

うそ…… それは考え過ぎなのでは?

と驚くような深読み考察がいっぱい。

スクリーンで見たまま全てが映画の中の現実だと認識していた私の解釈は、
どうやら違っていたようだと気づきました。

改めて思い出してみると、不自然だったり、現実的ではない(映画の中の現実に即していない)と思われることも。

そんなふうに考え出すと、もう駄目です。

あのシーンは? あのセリフは? と次から次へと気になる場面が思い出されます。

と言っても、ずっと藤原竜也くん中心スクリーンを見つめていたせいで、その記憶は曖昧です。

気になって仕方なく、「鳩の撃退法 考察」、「鳩の撃退法 タイトルの意味」などと検索しまくりましたが、
皆の見解があまりにもバラバラで、気になる気持ちが余計に募り……

予定をいくつか変更して、2度目を観に行ってしまいました。

今度は藤原竜也くんばかりに見惚れないよう、気になるシーンを心に留めて、
確認を目的に前のめりで鑑賞しました。

そして、私なりの、『鳩の撃退法』ウソ<小説>とホント<現実>の切り分けができました。