私は全知全能の神。
時間と空間を思いのままにあやつり、そこで暮らす人間たちの運命を決めるのは私だ。
「助けてください!」
と世界の中心で叫ぶ男を助けてやることもできれば、
電車でお嬢様に恋をした冴えないオタク男の夢を叶えてやることだって簡単だ。
だが、新たな世界を創設する時には神にしか解らぬ苦労もあるもので……
トゥルルルルートゥルルルルルートゥルルルルー……
ガチャ。
(只今留守にしております。ご用件のある方は……)
「先生、居留守は止めてください!
原稿の進み具合はいかがでしょうか?締め切りが迫って……」
いつも時間に追い詰められている神なのであった。
コメント
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作品に対して、作者は神の存在に他ならない。だが本当に全知全能だろうか? 所詮作品はその作者の知識や能力を超えられない。背伸びをすることはできても、その分たやすく足元をすくわれる。
作品の出来栄えは、作者の人間力に比例する。
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初めまして。
ぺんねこといいます。
楽しく拝見させていただきました。
また、見させていただきます。
よろしくお願いしますm(_ _ )m。
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>カツオさん
「作品の出来栄えは、作者の人間力に比例する」その通りですね。良い作品を書くためにも、人間力を磨かなくては。
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>ぺんねこさん
ありがとうございます!またいらしてくださいね。^^