Short Story

ももたん

ボクは、ももたん。 桃色子豚のぬいぐるみだよ。 ここは奈々子ちゃんの部屋で、ボク...

何度でも

「……ごめんね、他に好きな子がいるんだ」 彼の答えはノーだった。 頬がカッと熱く...

あの世からのメッセージ

「お盆といえば、昔は迎え火を焚いて、茄子やきゅうりを飾るのが当たり前じゃった。迎...

輝く時間

左手にはめた時計を見ていると、今でも胸が高鳴ってくる。 誰も知らないけれど、これ...

家族に囲まれて

振り返ってみれば、あっという間だった。 25歳で結婚した夫は優しく、かわいい子ど...

プロフィール

[大変、助けて！] 日曜の昼下がり、ゴルフ番組を見ていると、妻から携帯にメールが...

時そば2018

昔、二八そばとか夜鷹そばとか言って、往来を流して売っていた頃のお噺。 男がそば屋...

女神のチャンス

彼女はひとりで湯船につかって、先日の同窓会を思い出していた。 20年前は皆同じ学...

飴玉

武夫は焦っていた。 転職第１日目だというのに、事故渋滞に巻き込まれ、就業時間に遅...

GW

俺は大学を出るとすぐに、希望する仕事につき、 瞬く間に業績を上げて、同期の中で一...